当社の制震工法は、新築はもちろん、既築住宅にも簡単に設置でき、しかもローコストで高性能な耐震補強システム。住宅資材販売・住宅建築に長年携わってきた江戸川木材工業(株)と、免震・制震装置のトップメーカー・(株)日立製作所の共同開発で誕生しました。激しい揺れを吸収することで、住宅の損壊を防ぎ、ご家族を守る、画期的な工法です。
阪神・淡路大震災では、死亡事故の8割が建物の倒壊が原因です。
阪神・淡路大震災では、約6,400人もの尊い命が失われました。その死亡原因の約8割が建物の倒壊によるものです。特に、昭和56年の耐震基準強化以前の旧建築基準で建てられた木造住宅に大きな被害が出ており、古くなればなるほど被害率が高くなっています。つまり、地震で亡くなる人の数を減らすためには、弱い建物や施設の耐震補強を行うことが重要なのです。
平成18年1月に国土交通大臣が定めた「建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための基本的方針」においては住宅の耐震化率を平成27年までに75%から90%にする目標が設定されています。これには約100万戸の耐震改修が必要となります。
制震工法はゆれをしっかり押さえます。
免震とは、地震の衝撃(揺れ)を吸収し、地震のエネルギーを建物に伝わりにくくすることです。また耐震とは、建物の骨組みなどを強化し地震の揺れに対して建物の破壊を防ぎます。これに対してHiダイナミック制震工法は、地震時に発生する建物の変形を制震装置が吸収し、地震エネルギーが建物に伝わりにくく揺れを低減します。
GHハイブリッド制震工法は、エネルギー吸収で揺れを制御します。
Hiダイナミック制震工法は、高層ビルなどで使用されているオイルダンパによる地震対策技術を日本で初めて戸建住宅に適用した安価な工法。新築・改築時の地震対策に最適です。
制震装置「減震くん」
制震装置「減震くん」は地震で建物が左右動しようとする運動エネルギーを熱エネルギーに変換し、揺れを吸収する「オイルダンパー」です。
リフォーム用
新築用(参考資料)
高い制震効果を発揮
阪神・淡路クラスの地震を約70%抑える効果を発揮!!
3次元振動実験の様子
4畳半程度の在来木造軸組み工法により建てられた1階建物に、阪神・淡路大震災の揺れを再現した振動実験を行いました。その結果、最大約70%の制震効果が確認できました。
未装着時損害状況
地震の揺れにより最大層間変位が増幅したため、柱と土台の結合部が割裂しました。
装着時損害状況
地震の揺れを「減震くん」が吸収したため最大層間変位が抑えられた。その結果、割裂等の損傷は受ませんでした。
阪神・淡路大震災加振大実験(818gal原波入力時)
GHハイブリッド工法の効果を実証するために、阪神淡路大震災の際に神戸海洋気象台で計測された地震エネルギー(南北方向818Gal、東西方向617Gal、上下方向332Gal)を加え、3次元による加振実験を、余震も想定して2度実施しました。
■1回目の実験:装置なしの場合は61.6mm変形し、装置設置では18.5mmと約70%低減。
■2回目の実験:装置なしの場合319.0mm変形し、装置設置では26.7mmと約90%低減。
安定した制震効果を発揮することが確認できました。
江戸川木材工業「GHハイブリッド制震工法」