四国電力は、太陽光発電の接続、契約の設備量が、再生可能エネルギー固定買取制度の見直しで、設定した受け入れ可能量の上限257万KWに達したと発表しました。これによって、今後新に発電事業者や一般家庭からの新規のお申込みにたいしては、無制限に発電抑制を求めることができるようになります。
受け入れ可能量の上限に達したのは、北海道、東北、九州電力に続いて4社目となります。事業者から先に発電抑制を求めるため、一般家庭への影響は限定的となりそうです。
四国電力が、受け入れ可能量に達したのは、平成28年1月22日。これまでは、年間360時間までの発電抑制が無補償だったのが、25日以降の新規お申し込み分からは、無制限に無補償となるようでうす。
固定価格買取制度は、東京電力福島第一原発事故を受け2012年7月より開始され、導入が比較的容易な太陽光発電システムが急増しました。電力の安定供給に影響が生じるなどとして四国電力は、2014年10月に、新規受付分の回答を保留し、契約を中断することがありました。そして、受け入れ可能量が確定した2015年1月より、新規のお申し込みを再開致しました。
2015年の太陽光発電の買取価格は、主に事業者が参入する10kw以上が1kw時あたり、27円、家庭が対象の10kw未満が1KW時あたり、35円となっております。2012年度の制度開始当初は、それぞれ40円と42円でした。3年連続の下落となっております。