少し前までは、30歳前後でマイホームを購入したら、高齢になるまで、ずっとそこに住み続ける人が多数でした。しかし最近は、定年などを機に、セカンドライフを考えて、住まいも、これからの生活も考えて、再検討される人が増えているようです。例えば、郊外の一軒家から、都市部のマンションに引っ越したり、都市部の人は、郊外の自然豊かな土地に住み替えたりするケースもあります。今の家に住み続ける人も、二世帯住宅に建て替えたり、夫婦2人の生活に合わせてリフォームする人が多いようです。60代は、まさに第二の住まい選びに向けて行動を起こす絶好の時期となっているようです。
⓵子世帯と同居で、孫育ヘルプ
老朽化した家をどうにかしたいと考える時期と、子世帯のマイホーム取得時期が重なる場合には、2世帯で住める家にたてかえるのもいいでしょう。親は、孫の面倒を見ながら楽しく暮らせ、子世帯も助かります。
⓶子世帯と近所で、老後も安心
60才以降は、通勤の距離よりも、子世帯の近くに住みかえれば、今まで以上に子世帯や孫との交流も増えることでしょう。住まいが近ければ、介護が必要になったときにも安心して生活できます。
⓷都心でアクティブ
仕事をリタイヤしたら、趣味の街歩きや、芝居、美術館巡りなどを楽しみたい!!そんなアクティブ派は、駅の近くなど交通の便の良いマンションなどに住み替えるのも、いいでしょう。外出が苦にならず、活動範囲がひろがることでしょう。
⓸暮らしに合わせて、リフォーム、建て替え
子供たちが、独立し、夫婦二人の暮らしになるなら、間取りをかえて趣味を楽しむ部屋をつくったり、リビングを広くすることも可能です。高齢期に備えて、バリアフリーや省エネへの改修も検討するとよいでしょう。
⓹住み替え
都会暮らしに飽きたら、郊外の自然豊かな地域に住み替えて、ゆったりとした暮らしを満喫するのもいいでしょう。地域によっては、移住者を歓迎し、住まい探しや、仕事探しを積極的にサポートしてくれるところもあります。
住みかえるなら、今の家の売却価格をチェック!!
住み替えを考える場合、今の家を売却して、その資金を次の家の購入資金に充てる方も多いことでしょう!!あたらに購入する住まいが、今の家の売却価格より、安ければよいが、そうでない場合は、せっかく描いたセカンドライフが、叶わぬ夢となってしまこともあります。住み替えの資金計画を練るためにも、今の家の売却価格の目安をつかんでおくことが重要と考えます。不動産の仲介業者に査定を依頼すれば、周辺地域の相場などを勘案して価格をだしてくれます。自分で調べるなら、不動産トータルサイトなどを参考にするのが、一般的です。国土交通省が運営する「土地情報総合システム」を使えば、検討している地域の実際の取り引きされた価格を調べることもできます。
今の家に住み続けるなら、建て替え または、リフォーム !?
高齢になって、今の家に住み続ける場合、家の築年数などを考慮し、安全かつ快適に暮らすための建て替えか、リフォームを考えたいところです。建て替えとリフォームでは、必要となる資金が違うほか、選べるローンや税金面で利用可能な優遇措置も異なってきます。それぞれのメリット、デメリットの情報をあつめ、慎重に検討しましょう。
⓵建て替えが可能などうか法律を確認
現在の都市計画法や、建築基準法によって、再建築できない、または制限をうける土地もあります。例えば、道路に2m以上接していない為建築できないケースや、現行の建蔽率や容積率に照らし合わせると、今の家より小さい家しか建てられないケースもあります。
⓶それぞれにコストを確認しましょう!!
通常建て替えよち、リフォームのほうが、費用が安くてすむが、築年数が経った家は、費用がかさむ場合があります。
⓷建物の工法・構造を確認しましょう!!
木造住宅は、大きく分けると、軸組工法と、壁式工法があります。軸組工法は、設計の自由度が高く、増改築・リフォームもしやすいが、壁式工法は、構造体の壁を動かすことができない為、間取りの自由度が低くなります。建物の基礎や、耐震構造なども確認が必要となります。