なぜ塗替え いつ塗替え

1⃣ なぜ塗り替えが必要
屋根や外壁は、塗装(塗膜)により保護されています。ちょうど、私たちの生活で肌を紫外線や乾燥から守るために、スキンケアーするようなものです。屋根や外壁材を、守っている塗膜は、1㎜もないくらいです。塗膜の耐用年数は、もちろん 塗料の種類や、建築材料の種類や質また、外的環境等によりちがいます。大まかな目安として、新築時に使用されている塗料で5~6年、ウレタン塗装7年、シリコン塗装12年、フッ素15年前後といえます。それに対し、日本の住宅の寿命は、約30年、風雨や気温の変化また紫外線等により、この住宅を覆っている建材の塗膜が劣化すると、その建材を痛め、雨漏りや内部結露の原因となり、構造躯体に悪影響を与えるばかりか、白蟻の発生原因にもなりかねませんよって、お住まいを守っていくためには、住宅の一生の間に2~3回、表層の塗膜の寿命に応じて屋根材や外壁材の塗り替えが必要となってきます。また、塗り替により、新しい色のよみがえりにより、気持ちにもいい影響を与えてくれることでしょう。
2⃣ 塗替え時期の目安
実際には紫外線のよくあたる南側や直射日光に当たりづらい北側など、同じ建物であっても面によって劣化の進行度が異なってきますし、風とうしのいいところ、悪いところ等の環境によってもちがいがでてきます。塗装は建物を守り、建物の寿命を延ばします。塗り替え計画は、大切な建物を守るためにも必ず必要です。劣化が進む前に小規模な修繕をしておけば、結果的にメンテナンス・コストを抑えることができます。外壁や屋根は厳しい気象環境にさらされています。築10前後には、一度点検をおすすめします。外壁の場合 色あせ・汚れ・苔(藻)の発生・ひび割れ・チョウキング(白い粉が手につく)、コーキングの場合(サイディングの目地) ひび割れ、やせ、縁が切れている、 などの点に、注意してみてください。

メンテナンスサイクル目安

外壁:吹き付け(塗料による)       6~10年
外壁:ALCパネル             10年
外壁:サイデイング(表面処理による)     10年
屋根:カラートタン            5~8年
屋根:スレート(カラーベスト)       10年
木部                   3年
鉄部                   3年